日本で、まずワインと言えばフランス・イタリア、そして一気に南アフリカなどのニューワールドという分布図でしょうか。
三國屋では平成24年より、ドイツワインの直輸入を積極的に行なっております。
なぜドイツ？・・・とのご質問には、「ドイツワインの良さと想いを広めたいから」とお答えしています。
ドイツは、ワイン生産の北限といわれ、日照時間が少なく、冬はアイスワインができるほど寒いのです。
しかしドイツの人々は、その厳しい気候条件を、英知と努力をもって地理的条件でカバーしています。
地理的条件とは、モーゼル川やライン川沿いが急斜面（最大６０度）になっており、そこにブドウ畑をつくることです。
急斜面のブドウ畑は、太陽光を垂直に享受することができ、さらに川面に当たった太陽光までもが反射して、ブドウ畑に注がれるのです。
また気温が下がる夜などは、昼間の太陽光で温められた川の水が水蒸気となって斜面を昇り、ブドウ畑を守るのです。
スキーを経験した方なら、６０度の斜面がどれほどか想像がつくと思います。
彼らはブドウ畑に誇りをもって、手入れ・収穫時は命綱をつけて行っているのです。
ドイツワインの他国と違う特徴は、ひとつの品種のブドウ１００％のワインをつくっていることです。
命綱に身体をまかせるほど一生懸命育てたブドウですから、他のものを混ぜたくない気持ちがあります。
単一ブドウ１００％ワイン、それがドイツの土壌気候等（テロワール）とマッチして、最高のパフォーマンスとなっています。
モーゼルで代表的なリースリング種の白ワインは、世界最高との評価を受けています。
花のような、桃やリンゴの果実のような独特の香りの白ワイン！これがモーゼルワインの代名詞です。
三國屋がお勧めするのは、その想いの詰まった「モーゼルワイン」です！
モーゼルワインを原料に、伝統的シャンパン方式でつくった「ゼクト＝SEKT」（発泡性ワイン）も最高です。
ぜひご賞味ください！
※三國屋は「洋酒卸売免許」を有しておりますので、酒販店の皆様方ぜひお取扱いください。
